「シミ・ソバカス・くすみ」「白髪・抜け毛」とオサラバ! 元気になる薬ごはん |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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「シミ・ソバカス・くすみ」「白髪・抜け毛」とオサラバ! 元気になる薬ごはん

シミや薄毛など、外見の老化を諦める必要はない。毎日の食事に適切な食材を使 うことで、その効果は確実にやってくるのだ。

髪の毛が危ない! 「白髪・抜け毛」対策

 髪が黒々として艶やかなのは、腎臓が活発に働いている証拠。反対に加齢による抜け毛や白髪は、腎機能の衰えが原因と考えられる。抜け毛や白髪を防ぐには、腎機能を強化する鹹味や色の黒い食材である黒ゴマや昆布、ブロッコリー、モロヘイヤなどを毎日食べると効果がある。「強いストレスや神経の使いすぎも白髪や抜け毛の原因です。血流を良くし、血を補う食材やストレスの発散に役立つ、シソやタマネギ、柑橘類を積極的に食べるといいでしょう」(武さん)。

この食材がおすすめ!

 

モロヘイヤ
髪を黒々とさせるメラニン色素の合成に不可欠な銅や、髪を美しくするパントテン酸、毛髪を作る亜鉛を豊富に含む。中枢神経を鎮めるので、ストレス性の脱毛にも効果的。エジプトでは五千年前から常食されている。
 

 

ブロッコリー
低下した腎臓の働きを補って強壮する働きに優れており、五臓を補い、滋養強壮、虚弱体質の改善に効果がある。体のサビを取る抗酸化物質が数多く含まれ、髪だけではなく、全身の老化防止に効果がある。
 

 

黒ゴマ
白髪や脱毛に役立つとされる代表的な食材。精力を司る腎臓と、血の貯蔵器官である肝臓の働きを補って、五臓の衰えを改善してくれる。血を補う働きもあるため、髪だけでなく、老化防止や美肌作りにも効果が高い。

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武 鈴子

たけ れいこ

東京薬膳研究所代表

食養研究家

1970~85年、柳澤成人病研究所に勤務し、成人病と食生活の研究・指導に従事。「食は薬である」ことを実感し、食養の研究を始める。86年、中国四川省に渡り、薬膳師・孫蓉燦氏に師事、薬膳理論・料理技術を学ぶ。帰国後は日中医薬研究会会長・渡辺武博士の元で、東洋医学と日本の気候風土に合った薬膳理論を学ぶ。現在は独自の「和食薬膳」を提唱し、各地で薬膳教室や講演を行う。著書に「からだに効く和の薬膳便利帳」(家の光協会)など多数。


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